今日は小学校の送別会でした。

毎年送ったり送られたり、繰り返される歓送迎会。

小学校と中学校それぞれ、更に高校は又随分雰囲気が違います。

どの学校でも思うのは、やはり子供に関わる仕事は辛いことも多いけれど幸せだということです。

 先生方には同志的な横の繋がりが強固にありますが、司書は1人です。
仕事の上では全く繋がりはありませんが、しがらみもありません。 

学校の中で教室が居心地の良い場所でない生徒。
どうしても友達と上手く付き合えない子。
カウンセリングルームでさえ嫌だと言う子。
そして、誰にも言えない愚痴をぽっちり話したくて来る先生。

誰とも関わりのない立場だからこそ、いいこともあるらしく。
その場に本があるから話せることだってある。

 家に帰って、NHKで『ドキュメント72hours 』を観ました。
 http://www4.nhk.or.jp/72hours/5/

「島へ 山へ 走る図書館」

およそ2800冊の本を積んで松山市内を走るトラック。40年以上の歴史がある「移動図書館」だ。過疎が進む山間部から、フェリーに乗って島へと渡り、人々に本を届ける。全国的には少なくなった移動図書館だが、なぜか松山では利用者が増えている。定年後、趣味を見つけようと通い始めた夫婦。「いつまでも学びたい」とやってくるお年寄り。どんな人が、どんな本を借りていくのか。移動図書館に密着し、本をめぐるドラマを探る。


このドキュメンタリーは感動的でした。
本を読むことで小さな町の様々人が新たに学び、未来を夢見て、そして繋がっていきます。
1人仕事でも、私には本がある。 
司書でいること、本に、子供に関わることは、
とても素敵なことかもしれません。