『パッとしない子』
辻村深月/著
アマゾンprimeはまた新しいサービスを始めました。ビデオもミュージックもとてもありがたいのですが、ついにkindle版の本も一部読み放題になったのです。
早速読んだのがこれでした。
小学校に、トップアイドルになった卒業生が番組の収録でやって来ます。
アイドルとなった彼は、弟の担任だった女性教師に話したいことがある、と言うのですが‥。
悪気のなさが産む罪。
どこにでもありがちな話で、しかも怖い。
この『悪気わるぎ』か『悪意あくい』か、というギリギリを描くのがこの作家は得意なのだろうかと思うのですが、勢いで読んだ『サクラ咲く』はジュブナイル小説として素晴らしい連作短編集でした。